ココロのカケラ

あの子のいた軌跡

5月18日

バタバタと また一日が通り過ぎる
最近 短時間だがバイトをし始めて てんてこ舞いだ


久しぶりの人に 会ってしまう
「あらぁ! 元気だった?」


…若い頃から鍛え上げた 営業スマイルで 私は 微笑む



「お陰様で…」




本当のことなんて 言わない 言おうと思わない


それは決して あの子を恥じているわけではないけれど…
これからも きっと言わない




バイト先には 色んな人がいて 価値観もそれぞれ
「喪中は神社にいけないもの」という人ありーの
「死は穢れじゃない、生を終えて帰った御霊を お帰りなさいと迎えてもらっていいんだ」との人もいる…
神と人は意外と近しいという事か…



だとしたら


私がしてあげられなかったことや 間違えて悲しませたことを忘れるぐらい 
癒して 抱きしめてあげてください
こころある 懐の深い 天上の方々
どうか お願いします





ただ ただ つかず 離れず 黙々と 働く…
泣かないで 仕事をする 
スマイル スマイル スマイル

言い訳

さむい さむい さむい

数日前ですが コンビニから出たら雪が降ってました。


あっという間に フロントガラスに溜まってしまう…

骨納めの日を 決めなければいけないのだけれど…
さむいのは 嫌だし…
もう少し 手元に置いとこうかな…と さむさを言い訳にしている私がいます。





   わたしは あの
   なにもない空で
   ゆめのように 生まれたの


   風に流されるままに
   降りおりて
   子供達に もてあそばれたりした


   水に 落ちたりすれば
   色もなく 消えとける


   地に つもれば
   人にふみしめられて
   天を 仰ぎ見つづけた


   わたしは 
   花が咲く春がくれば
   儚くなってしまうの


   そうしたら また
   あの なにもない空へ
   かえって行こう




むかし 雪という題で 書いた駄作です(お恥ずかしい)
子どもがこんなことになって 人間て儚いな…と、つくづく感じます。


…なにもない空は 苦しみも悲しみも無い ということにもなりますかね…
書いた当時は 深くかんがえては いなかったんですが…
春は何かが終わってから 始まる季節のように思っていたんです。



そろそろ 春かな

抱っこ

今はまだ
あの子のお骨がうちにある


でも もうじき 納めなくては……


部屋を引き払って 連れてきたとき
重さが 小さいころと同じくらいと感じた


今のうち と思って 抱っこする
するといろいろな思い出がわきあがってきて
あの子に話しかける 


いつも しゃくり上げるくらい 泣いてしまうけれど
それも 素直な気持ちだから…


ありがとう
ありがとう
ごめんね


大好き
とても大切
ずっと忘れない


いろんな失敗を謝りながら
ふと思う


人が生まれ生きるのを
何度もくりかえすのは
神様が 何度も チャンスをくれているのかもしれないって
自分のペースで少しづつ 歩みなさいと…
でも 時にはハード過ぎることも あるんだよね


あなたは悪くない
何も悪いことしていないから
胸張っていいんだよ
もちろん つらいことを ムリにする事はない


あぁ どうか あなたが幸せでありますように


お守りを そっと手にしてあの子を思う