ココロのカケラ

あの子のいた軌跡

夜の帳のおりた中で

ずっと 考えてしまっていた
ずっと ずっと ずっと


だから どうしても 聞いてみたくなってしまって
訊ねてみた


嫌う訳なく
そばにいる


不意に涙が溢れる
こんな 不出来な私なのに 嫌わないでいてくれているのか
こんな どうしようもない私なのに…


なんて私は恵まれているのか…


優しい子だったから
お母さんさみしいよっていったから
そばに居てくれているのかい?


あの子が居るのなら もう暗闇は怖くない気がする
私は臆病で 子供の頃から暗い所が怖かった
親孝行だね ありがとうね
本当に あなたに幸せを多くさん貰った ありがとうね


お母さんがんばるよ


悲しみが心を100%占めている時が続いても
悲しいんだから しっかり悲しんでいいんだ
そしてたまに1%でも別の事を思えればいいんだ
その後また悲しみ100%になってもいいんだよ


魂を磨き続ける
生きてても 生身のカラダを持たなくなっても同じだね
一緒に色んな事を 思えたらいいね
あきらめない 時間は多くさんあるじゃない?


オーガンジーに入った包みを手にするたびに 胸の奥がキュッとする
遺影の顔つきが 少し明るくなった気がする

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